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Hyper-V 上のWindows XP でWebブラウジングするために共有フォルダ設定してみた。

Windows XP 標準の IE7 以前のブラウザでは今日 Webブラウザできない。なので XP対応の Mypal というブラウザをゲストOS のXP側に移すために共有設定してみた。
いずれにせよゲストOS にデータを渡す事は発生するだろうし、以下の方法がもっとも簡単な方法である。

 

Hyper-V 上の Windows XP でネットワークにつなげる

ゲストOS がWindows XP の場合、「ネットワークアダプター」ではなく、「レガシーネットワークアダプター」を追加する。

あとは特に何の設定もなくネットワークにはつながる。

 

 

ネットワークにつなげても Webサイトにはアクセスできない!

残念なことにWindows XP 標準の Internet Explorer 7以前 では残念ながら 2023年現在、ほぼ全ての HTTPサーバーにアクセスすることができない。

つまりインターネットにはつながってるのに、Webブラウジングができない。しかしたとえば myPal というブラウザなら出来るのだ。

 

XP対応しているブラウザ Mypal  ver68.13(公式サイトはこちら)

 

Mypal というブラウザでは XP 上でも ▼のとおり、CSS対応でレスポンシブサイトも見れる。さらに埋め込みPDF や Youtube も観ることができる。

<ブラウザの話に脱線・・>

話はそれるが世の中には天文学的な数のブラウザがあるが、 多くが  IE(かつて。現在はサポート停止)、Gecko(旧FIrefox系)、Chromium、WebKit2(Safari系) といった限られた数の主要エンジンがベースとなっている。これらは API として提供され C# などで組み込んで独自のブラウザを作ることを可能にするようだ。たとえば特定のWebサイトを表示するだけの機能を組込みたいなら WebKit あたりを使うと便利である。

今回、XPで起動するブラウザとして Mypal を選択した理由は特にない。XP で HTML5 & CSS3 を解釈するブラウザであれば選択肢は多いだろう。

 

ゲスト OS のXP とファイル共有する手順

Windows同士であれば共有ファイル経由でアクセスした方がスマート。

ゲストOS側(XP)での設定

 

 

この設定は1回でよい。

 

以降は共有したいフォルダの設定

 

共有したいフォルダを設定したら、ホストOSからアクセスしてみよう。

 

ゲストOS側の IPアドレスを確認

ゲストOSで ipconfig で自身のアドレスを確認。このアドレスはゲストOS側の仮想アダプタのIPアドレスである。

 

ホストOSからアクセス

 

このとおり Windows 10 のホストOSから、Windows XP のゲストにある共有フォルダにアクセスできた。

 

 

 

ホストOS側を共有フォルダ設定するという路もあるだろうが、

私の場合は、ホストOSは普段使うパソコンであまりオープンにしたくなかったので、ゲストOS側に共有設定した。

 

Hyper-V ゲスト OS にデータを渡す方法は他にもあるが・・

この方法以外にも、Hyper-V ゲストOSにデータを渡すには、VHD(仮想HDD) 、SCSI仮想バスから 物理HDDを読み込む、などの方法がある。

USBメモリの読み込みの場合、ホストOS が  Professional バージョンでなければ拡張セッションの設定ができないため使えない。

物理HDDの読み込みも起動後のマウントでないといけないし、仮想HDD に至ってはマウントの切り替え作業がありさらにめんどうだ。

このように方法はあるのだが制約付きの条件であったり、逐一の手順がめんどうである。

 

結局、以上で紹介したとおり、Windows の標準機能であるフォルダ共有を使って受け渡ししたほうがシンプルだし、これに落ち着いた。