WebサイトをIPv6 対応しよう!
そのきっかけは、店の Internet が繋がらなくなったことだった。総務省 IPv6 推進の報告書を見て憂いたからではない。
そこで調べてみたら IPv6 対応サイト(Google,Youtube は対応)だけは繋がる。
何故か Yahoo.co.jp を始めとし、日本の名だたる大企業の Webサイトでさえ IPv6 には対応していない。
Web 系の人で IPv6 が何たるかを理解してない人は少ない筈だし、 彼らはレスポンシブブームのときに IE を大胆に切り捨てたわけだから、
マイノリティ ( PPPoE 接続, IPv4 over IPv6 ですらない) 環境は考慮しない、という発想もできるわけだ。
未だに多くが対応していない理由は「Yahoo ですら対応していないのだから」、といったところだろう。
さて, せっかくイレギュラーなことが起きたため、Webサイトを IPv6 対応にしてみた。なんと, さくらインターネットのレンタルサーバーは標準対応している。
しかも設定はワンクリック。終了。
さて, 確認してみた。現在、いま Google や Youtube しか繋がらないという不調の環境は、ちょうどテストのついでによかった。
IPv6 Compatibility Test For Website | IPAddressGuide ← このサイトでも確認できる。
kumasys.jp, kaigi-bento.net にアクセス。表示された。現在、wp-admin にログインして更新しているので、キャッシュが表示されたという訳ではない。
Yahoo ですらつながらないのに、自分のサイトはちゃんと出るという、くだらない優越感を覚えた。(もちろんスマホの携帯回線からも確認)
IPv6 対応はマイノリティである。もしこれに対応し不具合を起こせば、順位が下がったり、悪影響がでるかもしれない、と躊躇する向きが、IPv6 対応を遅らせているのではないか。
一時期、「SSL対応」ブームは起きた。これはまず名だたる大企業がとっくの昔から SSL 対応していたから、ブームとして迎合された。
とはいえ、IPv6 は現実問題として対応していくべきである。IPv4 IPアドレスの理論上の個数は 43億個だが、固定IP アドレスをたくさん保有している企業も多い。
これまでの途上国がビジネスとして IP アドレス消費量を増やしていけば、早晩、枯渇する。
せっかく Internet 接続環境に不具合が起きた場合、繋がりもしないテレフォンオペレータに相談を仰ぐのではなく、すぐにそれを 格好のテスト環境とみなし、ただちに保有サイトを IPv6 対応に切り替えれば、対応サイトが広がるのなひか?
さて、IPv6 は対応したからいいとして、(IPv4) サイトにつながらないと騒がしいので、本題に戻るか。。
それにしても plala 、いつの間にか勝手に IPoE に切り替えた癖に、 なぜか plala の会員サイトは IPv6 非対応。
IPv4 資源はいつかは枯渇するが、問題が起きなければ、どこも対応しない(保守的だから)。
だから、回線側が大胆に切り替えることで、それを推進とする向きもあるかもしれない。